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薄肉成形品/厚肉成形品

 

薄肉成形品

 

薄肉成形を成功させるポイントとして、樹脂を成形機に送り込む射出速度と圧力温度の関係をいかにうまくコントロールするのか?と同時に金型からうまく離形するのか?という事です。 

薄肉部分は樹脂の固化が速いですので、その分射出速度を上げて、樹脂を送り込まないといけませんし、あまりに樹脂温度を高くすると部品にヤケが、低くするとショート・ヒケが発生してしまいます。

 

これらの問題を克服するために金型製作方法やエアベント位置など、あらゆる角度から検討シュミレーションし挑戦致しました。

 

 
精密射出成形品 コンセント端子部品  

現在では、肉厚0.2mmという薄肉成形品を安定して供給出来るノウハウが確立致しました。 

この技術は、その他いろいろな成形品に転用することが可能です。 

また、安定して大量生産する事が出来る生産設備も当社にございます。

 

 

厚肉成形品

 

成形品の標準的な肉厚は1~3mmで均一なのが原則なのですが、どうしても製品実現の上で回避出来ない商品でも、金型設計の工夫や当社の設備・技術・アイデアによって成功した事例があります。

 

肉厚偏肉射出成形品 ドアレバー ABS  
厚肉偏肉射出成形品 ドアレバー ABS  

上の写真の製品は最大肉厚部分が10mm以上、尚且つツマミ差込み部分の肉厚は約4mm

ヒケやソリなどの問題解決に加えて篏合等寸法もキッチリ出さなくてはなりません。 

 

肉厚射出成形品 農機具 樹脂レバー 変性PAガラス50%入り  
厚肉射出成形品 農機具 樹脂レバー 変性PAガラス50%入り  

上の写真の製品の太さは約20mm。ガラスも50%とかなり多く含んでいるので樹脂の流れが悪く、外観を保ち成形することが困難でした。 

 

これらも製品設計打合せ時に、ゲート位置、金型仕様、材料(着色を含む)など多方向から検討し、生産時に成形条件の変更検証を繰り返し、苦心の結果製品化が実現しました。

 

 

 

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